『 地域の皆様に百年分のありがとう。』を合言葉に
皆様のおかげをもちまして、2021年 株式会社大阪屋商店は創業100周年を迎える事が出来ました。
桑原健次が後を継ぎましたが、人口減少や環境問題で厳しい経営となり、
更にコロナショックで冬の時代に入りました。
しかし、地域住民の皆様と希望をもって、新しい生活を見つけて行きたいと思っています。
ピンチはチャンスといわれますが乗り切ります。社員一同、気持ちを新たにし、
『 地域の皆様に百年分のありがとう。』を合言葉に次の時代へと進んでいきます。
どうぞ、倍旧のご指導ご鞭撻のほど、心からお願い申し上げます。
皆様に支えられて
大阪屋商店100年の歩み
明治39年に反里口(新潟県中魚沼郡 旧秋成村)出身の桑原トミが陣場下に移り住みました。
大正9年の年末に「大坂屋商店」の棚卸をした資料があります。
大福帳には商品・現金などを含めて弐仟八百弐拾九円壱拾五銭の記述があります。しかし先人たちは、大正10年の4月を弊社の創業時期と定めました。
二代目は養子の桑原益雄(中魚沼郡旧上郷村 朴木沢出生で、姓は島田)が継ぎました。
益雄の兄は松之山温泉の「凌雲閣」創設者でもある、新潟県議会議員の島田久吉(当時バス会社を経営したり、実力者)でした。
益雄は薪炭業、米穀商、肥料商として基盤を作り、上郷農協などに肥料を販売していました。
地下タンクは中魚沼郡市で第一号の許可となり、その建設工事は高橋工務所様と上村建設工業様のJVとの事でありました。
益雄の三兄弟が協力して業績を拡大しました。当然順調ばかりではなく、金融機関の融資もかなわず数回倒産寸前まで追い詰められ、その度に有力な農家の方々に助けられたそうです。
長兄の富雄が車社会を先取りし、ガソリンスタンドを拡張させました。
以来、油脂類販売(灯油・軽油の宅配業)やLPガス、設備工事、米穀集荷・販売業への参入となりました。大店法廃止、セルフスタンド解禁、食管法廃止、米穀民間検査移行へと進み、流通の大荒波を乗り越えてきました。